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ナマコ(Sea Cucumber) |
ナマコ(海鼠、英 sea cucumber、sea slug)は、棘皮動物門ナマコ綱に属する海生の動物の総称。
マナマコ科のマナマコ(学名Stichopus japonicus)、オキナマコ、キンコ科のキンコ、クロナマコ科のジャノメナマコなど。
マナマコのうち、体色が暗緑色から黒色のものは青ナマコまたは黒ナマコと呼ばれ、体色が栗色から褐色のものは赤ナマコと呼ばれる。
刺激を加えると粘性の強い内臓を吐きだし、威嚇行為を行う。この内臓は1〜3ヶ月ほどで再生される。このように、再生力はとても強く、切り開いた後海中に放置しておくとそのうち傷を修復させてしまう。
日本では古来食用にされ、旬は初冬。体重の90%以上は水分で、たんぱく質の大部分はコラーゲンである。
干さないナマコの場合、酢の物として食べることが多い。 また、腸などの内臓を塩辛にしたものはこのわたと呼ばれ、日本三大珍味のひとつとされる。
内臓を除いて煮た後に乾燥させた乾燥ナマコを煎海鼠(いりこ)という。中国では海参(ハイシェン)と呼ばれ珍重される。
また、卵巣を干したものはこのこまたは口子(くちこ)と呼ばれる。
ナマコは、古くは単に「コ」とよばれ、「ナマコ」は本来は調理をしていない(生の)「コ」を指す語であった。この名残が「このわた」(「コ」の腸)、「いりこ」(煎り「コ」)、「このこ」(「コ」の子)という語に残っている。
医薬品としての利用
海参は漢方薬として古くから使われてきた。
また、ナマコがもつサポニンの一種(ホロトキシン)は、強い防カビ作用をもち、白癬菌を原因とする水虫の治療薬「ホロクリンS」として実用化されている。ホロトキシンを発見したのは京都大学薬学部の島田恵年。
サポニンは通常、植物に含まれる成分で、動物でサポニンを含むものはナマコとヒトデだけである。 海参とはナマコの強壮作用から「海の人参(朝鮮人参)」との意味でつけられた名前である。ちなみに朝鮮人参の主要薬効成分もサポニンである。
漁業
ナマコ全国的に漁獲されるが、中国においては、北海道の日本海産、青森県陸奥湾産が、品質で世界一の評価を受けている。主な漁法は小型底びき網で、このほかに潜水器漁業も行われている。
陸揚げ漁港
2002年度(平成14年度)
第1位 - 宮窪漁港(愛媛県)
第2位 - 草津漁港(広島県)
第3位 - 簑島漁港(福岡県)
第4位 - 福川漁港(山口県)
第5位 - 横浜漁港(青森県)
ナマコに関することわざ
塗り箸でナマコをはさむ
ナマコに藁(わら):弱点のこと
ナマコの化けたよう:醜いもののたとえ
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